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2012年12月1日土曜日

◆ 第2回 マルヤ ガーデンズ アカデミー 【ご報告】


こんにちは、春風です。
 
2012年11月28日(水)に開催されました
「第2回 マルヤ ガーデンズ アカデミー」を
取り急ぎ、レポートいたします~☆
  
 

 
前日オープンしたばかりの 「まるやのななかい」
こけらおとし的イベントで、「Garden7」を特設会場に、
講演会&交流会(お食事会)のステキな企画!
 
 
鹿児島のポジティブな女性たち(一部、男性も)が詰めかけ、
満員御礼状態で、華やかに開催されました。
 
 
 
今回の講師は、由布院温泉「玉の湯」社長に39歳で就任した
桑野和泉さん(1964年まれ)。 気さくな雰囲気の中にも、
由布院のまちづくりのため、男性社会の中で 孤軍奮闘していらした
ご苦労や実績に裏付けられた口調からは、なみなみならぬオーラが!
 
 
 

以下、ご参加できなかった方のために、講話を抜粋しておきますネ。

関心のある方だけ、どうそ~♪

* * * * *

由布院という名前が知られたのは、ここ20年ほど。
それまでは、単に、「温泉のある農村」だった。
町中、どこでも温泉が出る(全国で、1位=別府、2位=由布院)

由布院には、年間380万人が来て、宿泊70万人。
6割がリピーター。7割が女性客。

由布院は、小さな宿の集合体。高級イメージを持たれがちだが、
1泊2食で6000~60000円と、実は、いろいろアリ。
 

60年代は誰も来ない町だったが、70年代から徐々に増加。
自分は、大学は東京に出たが、由布院に戻りたかった。

小さい町だからこそ、「自分の町」という思いが強かった。
由布岳を毎日見ていた暮らしが、私の原点。

東京での大学時代は、丁度、バブル期でなんでもあった。
そんな都会に居れば居るほど、自分の町に愛着。
1年だけ、「ホテルオークラ」に勤め結婚、夫と由布院へ。
 

大分には、女性がなかなか社会に出ていなかった。(今も?)
会合に出ても、99%が男性。地域で「何かしたい!」と思っても、
オジサンたちから、「おんな子供に何が出来る!?」と言われた。

しかし!女子供がいないと、町の存続は無い。

女性目線や発想がないと気づかないことが、まちづくりには大切!
と、言い続けて、、、
 
「最近は、さすがに、おんな子供とは言われないが、、、
オバサン と言われるぅーー★」 (;^_^A。。。(苦笑)


地域に開かれた空間づくりを目指している!

うちの「玉の湯」には、他の宿に泊まった人がお茶や買物に来る。
いろんな人に気軽に来て楽しんでもらえる空間づくり重視。
出会いの場として。近年、町中に、ギャラリーや美術館も増えた。


さらに大切にしている仕事が「食卓」を作ること!

農村の由布院で、ここでしか食べられない旬のものを出す。
世界中のものが食べられる時代。

だからこそ、地元にこだわる。
生産者も、お客も、私(旅館)も喜ぶしくみ。
(・・・ちなみに、クレソンを作っているのは、同級生クン。)


「旅館=女将さん」のイメージがあるが、それはそれでいいとして、
自分自身は、いわゆる「女将さん」とは違うスタイルを目指している。
仕事では、和服は着ないで、スーツ姿で通している。

 
どうお客様を迎えて、町の中と繋げていけるか? 

「ゆふいん料理研究会」という勉強会を開催して、10年。
由布院の100軒の料理人が参加して、切磋琢磨。

料理人は、自分の料理が一番!と思っていると、成長しない。
外の人との交流で学べる。由布院の食材を外からの視点で。
 
 
例:山形県庄内のイタリアン「アル・ケッチァーノ」( HP

なんでもある東京の人が、飛行機で行きたくなる地方イタリアンの代表! 
そのシェフに、由布院に来てもらって、レクチャー頂いた。
「奥田政行シェフによる料理とお話」 (2007/10/9開催)
 

おそらく、九州新幹線が全通して、鹿児島の街も変わったのでは?
 例えば、なんとなく、イタリアンが増えた印象がする・・・

   外の人が入ってくること + 地元食材豊富の結果かも?


 
由布院観光協会では、隔年で、
「テーマ」を持って、海外旅行してます♪

 例=優れた北欧デザインを学ぶ・バスク文化・ツェルマット
旅を通して、いろいろな見聞から、自分たちにしか出来ないことが見えてくる


実は、現在の由布院・・・ 特に週末は、車と人だらけ★(>_<)
なんとか、変えたい!(現況 ↓ と、イメージ写真提示)
 
 

いいイメージ=看板がない・少し庇を控えて店頭に空間・緑が多い等々

良い空間のために自分たちで、いろいろなルール作り中。
 
・・・しばし、お待ちを。 <(_ _)>
 

平成20年には、市にお願いして「景観ルール」も作成した。

 例:看板 = 新しく作る場合は要相談
大きいのは小さく・多いのは少なく・派手は地味目に

 
 
電柱の地中化や、「大分銀行」の看板を 低く 地味にしてもらって、
由布岳の景観を活かした好例 ( ↓ )
 

 
却って、上品な雰囲気になり、各店売上もUP☆
 


現在、観光まちづくりメンバーに、女性は2人。もっと増やしたい。
 
 

自分の原点=「由布岳と農村の風景」 これを大切にしていきたい。

そして、子・子孫の世代を(女性目線で)長い目で考える。

子育てをしている女性ならでは!の長い視点を大切にしたい。


・・・こうして、自分が 皆さんの前で お話できているのも、
 自分が、「由布院」にこだわってきたから。
  東京で働いていたら、今夜のような出会いは無かった。

由布院をリピーターの町にしたい!
 
みなさんと再会したい!

まだ来てない人(=会場内には、たった2名)、来てくださ~い!


\(^O^)/ 拍手喝采!! \(^O^)/ 







* * * * *

最後に、玉川社長が、
 
「地域を楽しむこと、大切。そうすれば、宣伝しなくても、人が来ます」

と、中締めして、有志による交流会へ。

 
美味しいイタリアンに、飲み放題☆とあって、
会場は、すぐに盛り上がりまくり、、、
 
新しい出会いに名刺交換したり、思わぬ御縁に驚いたり、
楽しい時間は、あっという間でした~♪
 
 
 
 
・・・私自身も、桜島と鹿児島のまちが大好きで、
東京の大学から、敢えて、鹿児島に帰ってきた一人として、
和泉サンの故郷に対する思い入れに、深く共感いたしました!

 
今回の講話後の質疑応答(男女4名様)についても、
興味深い内容でしたので、
また、あらためてレポートいたしますネ。
 

次回(第3回)は、2013/1/23(水)に、
コンテンポラリー・ダンス作家のJOEさんを講師に
 
パフォーマンスを交えて、開催予定。
定員50名ですので、お早めに チェックを!
 
 
最後に、和泉さん(青)と、仕掛け人 玉川社長(緑)を交えて
和気藹々、有志での記念写真を。
 
 

皆様に 公開をご確認できなかったので、
念のため、お顔は全員(春)マークでモザイクさせて頂きました。
 
なんだか、寺山修司の世界みたいですケド、、、
ご容赦くださいマセ。(^_^メ)。。。
 
 
あ、最後の最後は、ごちそうの写真で
レポートの締めといたしますネッ☆

 

  レポート by 春風
 
 

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